DES(デット・エクイティ・スワップ)債務の株式化

DESとは?

デット・エクイティ・スワップ(Debt Equity Swap)とは、デット(債務)を株式(Equity)に交換(Swap)することです。あなたの会社は、債務超過ではありませんか? そんな時、DESが有効です。

DESの債務者側のメリット

下記、5つのメリットがあります。(著作権法48条に基づき、本ブログ記事の参考文献は、次の書籍を明示します。「DES・DDSの実務」第4版 金融財政事情研究会刊行)

  1. 有利子負債(過剰債務)の削減により、財務が改善する。
  2. 資金繰り、キャッシュフローの改善
  3. 債務不履行リスクの軽減
  4. 債務者区分を上位にできる
  5. 債務消滅益が発生する場合、それに伴い、損失処理を行うことができる。

DESの債務者側のデメリット

以下の5つのデメリットがあります。

  1. 債権者が経営権を握ってしまう
  2. 配当負担の増加
  3. 発行済株式総数の増加により、1株あたりの株価が下落
  4. 手続きが煩雑である
  5. DESにより資本金が増加する結果、法人住民税等の増加、中小企業税制が受けられなくなる

DESの債権者側のメリット

下記、6つのメリットがあります。

  1. 債務者が経営再建した場合、株価上昇のメリットが有る。
  2. 配当収入の確保
  3. 債務者企業への経営権の確保
  4. 債務者のモラルハザードを一定程度防止できる
  5. 債務者区分を上位にできる
  6. 債務放棄と異なり、損失を計上しなくてよい場合がある。

債権者側のデメリット

下記の6つのデメリットがあります。

  1. 債権よりも回収順位が劣後する
  2. 利息収入の減少
  3. 株価変動リスクにさらされる
  4. 非上場株式の場合、株式の処分が困難になる
  5. 経営悪化により、株主責任を問われる
  6. 銀行法等の5%ルールの規制

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いかがでしたでしょうか? 今までDESを知らなくて損をしていたと思われたのではないでしょうか?

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